週半ばの二泊三日の出張を終え、非日常的な感覚に肉体的な疲労が重なってハイな状態が続いていた金曜日。 フリーな夜なのに、特に予定もなく(後で気づくと日本アカデミー賞の授賞式があったが)、上映スケジュールに目をやると、007のレイトショーは今日までとなっている。
He has returned. So, I'll see him!
彼との約束は21:40だったが、少し早めの21:04に着。 「ケイゾク/映画」と「ダブル・ジョパニー」の入場を見送り(こちらも楽しみ)、15分前に一番乗りで入場して、最後列中央の席をゲット。 途中ポスターで「名探偵コナン」の新作が近いことを知る(ニヤリ)。 薄暗い光のなかで、「グリーン・マイル1」を読みながら、彼との再会を待つ。 予告編はジョージ・クルーニーの新作。新感覚戦争映画という感覚は悪くない(ニヤリ)。 やがて約束の時間。待ち合わせ場所は、スイス銀行マドリッド支店だったかしら。 時間通り現れた彼とは1998年3月以来の再会。 挨拶もそこそこに、マイペースで仕事を始めてしまうのは彼のいつもの悪い癖。 そのまま恒例のオープニング・セレモニー。圧巻!背筋にわずかだが電流が走る。 思わず声を上げて喝采のニヤリ。体中の血が一挙に心地よく流れ始め、疲れも癒されていく感覚。
What's your name? I'm Bond. James Bond.
そのままテンポよく、ストーリーは展開。等身大から超人へ、超人から等身大へのバランスが絶妙。 ソフィー・マルソーとの絡みもいい。彼女をこんなに近くで観るのも初めて。美しい...。 全体的な印象としては、「型破り」が今回の一つのテーマかもしれない。 最後は恒例の
James Bond will return.
I'll wait for you. See you soon!
再会を約束し、駐車場へ向かう。 もちろん、ハンドルを握ってキーをひねり、アクセルを踏んだ瞬間から自分もジェームズ・ボンドになったことは言うまでもない。