さあ、いよいよ決勝戦!
三年連続でもうすぐその歴史を目の当たりにする。
勝てば歓喜、負ければ悔しさ、
どちらかが間違いなく彼らの心に刻まれる。そしてそれは一生の宝物になる。
全国に行けるのはどちらか一校。
ここから旅立つ彼らを送り出したい、そんな気持ちもある。
次に彼らを応援するのは映像になる。
例えその大舞台まで行けなくても、
少し足を伸ばせば彼らを直に応援できる、
この地方球場が私にとっては立派な甲子園だ。
その瞬間が刻一刻と迫る。
梅雨の晴れ間の絶好の真夏日和。
暑い熱い舞台の幕が、
もうすぐ上がる。